現在、親は「児童虐待をしない」ものだという前提で親子関係を見ている。しかしそうか。

「児童」だけでなく、「子ども」が何歳になろうと「虐待」という行動は程度とスタイルはともかく、存在し続けるのではないか。児童期だけではなく親子の関係が続く限り。特に日本では。もしそうであれば、どのようにして止めれば良いのか。

「児童虐待」の言葉の定義から見つめ直しています。

こんな検討を「コロナウイルス禍」の下で、24時間閉じこもった部屋の中で児童虐待に走る保護者が増えるのではないかという予見に怯えつつ(おそらくその多くは暗数化するであろうが、しかしコロナ禍後、親子の中は切れてゆく)、真剣に研究所で始めました。

( 文責 清永奈穂 八手紘子 清岡麻子        2020・05・21)