「市民が日々遭遇する可能性の高い危機の実態把握とその最適な問題解決策」を確かなものとするための調査・研究そしてそれに基づく様々な提案をおこなう研究所です。

イギリスのシティズンシップ教育(Citizenship Education)と安全教育(Safety Education)研究

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「危機を通して子どもをおとなに育てる」安全教育

~イギリスの市民化教育(Citizenship Education)から学ぶ~

(左から)英国安全体験施設・イギリスの町並み・英国警察官のパトロール・街路の美しい花(撮影 清永奈穂)

イギリスの「市民化教育(Citizenship Education)と安全教育(Safety Education)研究の経緯

㈱ステップ総合研究所では、英国の市民化教育について、設立以来研究を積み重ねてきました。  その始まりは1997年にさかのぼります。

 弊所顧問の清永賢二氏(元日本女子大学教授)と、研究員清永奈穂は、1997年、放送大学特別授業「世界の非行少年」の教材作成および取材のため、オランダ、英国、アメリカを訪れました。

 この取材の中で、どの国も「子どもをどういった大人に育てていくべきか」悩み、 試行錯誤をしていることが分かりました。

 英国でも、1997年当時、非行少年の問題や、ティーンエージャーの妊娠・出産の増加など、さまざまな子どもの問題がおきており、そこで英国政府は、根幹から子どもの教育を考え直すこと少しずつ始め出していたのです。

 「世界の少年非行」取材後、1997年~1998年に清永奈穂が英国で調査研究、また1998年~1999年に清永賢二元日本女子大学教授がロンドン大学LSEの客員研究員として犯罪防止、また少年の規範教育の研究を進めていくうち、 「Citizenship
Education(市民化教育)」の存在が明確になってきたのです。また、文部科学省科学研究研究において、2000年から2002年まで「児童・生徒問題に対応した規範教育カリキュラムの策定に関する基礎研究~西欧諸国の「市民の資格」教育に関する国際調査を踏まえて~」という基礎的研究を行いました。

(A Fundamental Study on the Development of Educational Curriculum for the problem Solving Misconductsu among Young Juveniles in Japan through the Citizenship Education :

研究課題番号 12610288)

  弊所HPでは、この10年余りの市民化教育(Citizenship Education)の研究をまとめた報告書の一部を公開しております。

 より詳しい内容をお知りになりたい方は弊所までお問い合わせください。

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イギリスの安全教育

イギリスでは、安全教育は「市民化教育」の中で行われています。「子どもを大人にする」教育の中で安全教育がと取り組まれているのです。その内容・教育の様子を「犯罪からの子どもの安全を科学する」(ミネルヴァ書房 清永賢二監修 清永奈穂 篠原惇理 田中賢著)を基にご紹介します。

(1)安全教育の中核をなす「市民化教育」

①伝統 

イギリスは伝統的に経験主義と実証主義の国である。その国の子どもの教育もこの伝統に則って進められている。イギリスの教育が誇るのは徹底した体験中心の教育であり「実証主義である。子どもの安全教育も例外ではない。

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