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この事件は現代という密室性に富んだ社会に生きる私たちに見過ごせない問題を提起しています。今後も類似の事件が発生し続ける可能性があります。現場にも足を運び写真に収めました。最終的に女性が家(マンション)の個室に辿り着くまでの安全確保のポイントを具体的に掲げています。実費で販売いたします。
目次
1 神戸事件に学ぶ~カメラ神話は終わった~
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事件を眺める・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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1999年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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2025年神戸事件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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犯人映像リレー追跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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夢ある若き犠牲者が託した課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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2021年変化した犯罪者行動・・・・・・・・・・・・・
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犯罪が起こる時・防犯カメラ5つの効用・・・・・・・・・・・・・
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防犯カメラの実効評価・・・・・・・・・・・・・
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カメラ神話を超える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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神戸事件に先立つ神戸前兆事案の発生・・・・・・・・・・・・
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都市生活に広がる密室化現象・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ 女性の安全な街歩き・帰宅行動
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通勤・通学・買い物中の乗り物乗車中~8つの心得~
<痴漢・ひったくり・ストーカ(つけまわし)からの安全..>・・・・
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職場・学校等での行き帰りの街路歩行中~7+7つの心得~
<路上で犯罪を企む人に良く見る心と行動>・・・・・・・・・・・
<痴漢・ひったくり・ストーカ(つけまわし)からの安全>・・・・
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家の前・マンション街路から玄関口前(半公共空間)~5つの心得~
<戸建て住宅・アパート。マンション前街路での安全>・・・・
<家の玄関・アパート・マンションの入り口>・・・・・・・・・・・・・
<マンション‣エレベーターホール>・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<エレベーター>・・・・・・・・・・・
<付設した階段>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅲ 結びに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考資料
本文(一部抜き取り)
1 神戸事件に学ぶ~カメラ神話は終わった~
もう皆さんが薄々思っているであろうことを纏めて記述したい。
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事件を眺める
全国で凶悪事件が頻発している。その発生状況(生の現場)を私たちは目にすることができる。8月20日夜、神戸中心部のマンション6階で若い女性が刺殺された(写真1.事件現場マンション、2025年8月25日、清永昌隆撮)。犯人と思われる人物とその行動が防犯カメラに写り、事件の発生を私たちは眺めることができる。「見る」「眺める」だ。
最近の犯罪者の「狙う・襲う・奪う・逃げる行動」の多くが、「防犯カメラ」に写され、凶行の鮮明な動きを追いかけることができる。しかし凶行の過程を私たちは、TV画面等で眺めることは(再現)できても「その時、その凶行を止める」ことはできない。
同様なことは、アメリカでも1980~1990年代に起こった。犯罪多発の状況を受けて、アメリカ司法省付属研究所(NIJ)を中心に防犯カメラの設置・推進を伴う「犯罪防止の環境設計論(CPTED)」「近隣見守り法(条例)」等の整備を進めた。当時ニュヨーク(以下NY)市長だったR.ジュリアーニの主導の下、NYは地下鉄から駅、街路、42番街等に「見えるように/見えないように」びっしりとカメラ網を張った。多くのアメリカ市民は、それを見た。結論を言うと、犯人の検挙率は挙がった、犯罪はそれでも「今でも」起こり続けている。
(以下、略)
(文責 清永奈穂 2025年9月12日)


