旭川市で講演します。

 テーマは「いつ子どもは躓くか」。パス解析で5歳から18歳まで追跡分析しました。

分かったこと。

 子どもの社会的躓きは、大人になってからの犯罪に結びつくような重い非行、あるいは警察で云う不良行為などの問題行動などの躓きは遠く5歳児に始まり(添付図参照)、その時、子どもには「家族」という単位ではなく「母親」「父親」という個別な存在あるいはそれに代わる「愛情持って子どもを支える強い存在」が大きな力を働くということが分かりました。

 今の子ども少年たちの問題は彼ら、彼女らが育ってきた幼いころの「子育り環境」です。ここまでわかってきました。問題は、その時、何がどう作用してそうなったかです。

 今後、私どもの研究所では、子どもの躓きの始原である5歳児ワールドで何が起こっているかの新たな研究を「子供の安全確保」の視線から始める予定です。共同研究者、お金が悲しいほど足りない。

(文責 清永奈穂     2024年2月11日)