総頁382頁のかなり分厚く重い本です。定価7,000円(+税)と高価になりました。「犯罪からの安全教育」の現時点までの全てが書き込まれていると思います。

 日本及び諸外国の安全教育と子どもの危機と安全の歴史を踏まえながら、私がこれまでに行った研究・実験・調査,諸外国の安全教育の実態、広島や日光・大阪付属池田小・新潟等での事件事例、また諸外国の方を含め多くの人がこれまで行って来た教育指導の実態、さらには文部科学省と共にこれから進んで行くであろう安全教育の方向、体験型安全教育を行なうに際してのカリキュラム中心部分の要素群(ハサミと紙(カミ)はお友だち・なぜハサミとカミお友だちなのか、その効果等)とその相互関連等が実証的にしっかり書き込めたと思います。

 実験・調査の対象となった先生方、子どもさんたち、そして実験にご協力いただいた元犯罪者や元警察官の方々。この本が仕上がったのは、皆さんの時間を問わぬご協力のおかげです。感謝、感謝、感謝。

 皆さんのおかげで他の類書には見ることのできない「子どもを襲う犯罪者の行動実態とその法則」を書くことができました。

 私にとり、子どもの安全教育研究の歩みの中間点を折り返す本になったと思います。9月に英国・仏国に研究に参ります。英国教育省の方にも進呈し、ご意見をいただくと同時に、英国で英訳出版可能か否かを相談してまいりたいと考えております。

 ともかく風間書房の方々には、本当にご迷惑ご苦労をおかけいたしました。相当数(100枚以上)の図・表・写真が入りましたが、深い青のミッドナイトブルーのハードカバーの表紙の箱入りで、仕上がりの素晴らしい本です。深く感謝申し上げます。風間書房から出版できたことは、私の生涯の喜びです。

 皆様には、ぜひご一読いただき、御批評御叱責を賜らんことを。

(文責 清永奈穂     2023年8月25日)

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