今日(2022/09/21)、とうとう官邸近くで焼身自殺企図者が出た。「とうとう」と表現して良い。

ベトナム戦争時の同様な自殺者の出現を思い出す。

最近何かしら「漠然とした正体不明の不安と将来のなさ感(アノミー感)」が身を包む。

大切なことは「嘘をつくな」、翻って「嘘をつくことの恥を知れ」「嘘をつく大人を信用するな」「自分の言葉に責任を持て」「嘘をつかれたことを忘れるな(歴史を忘れるな)」「人を殺すな、人の物を盗るな」そして「日本人としての誇りを失うな」ということである。

そうした人間の規範の体現者は、国民を代表するエリートとなる選良、国会議員であり、市町村自治体の議会議員である。これらの人は恥を知る大人であり、それなりの「いかに生きるかの知恵」を身に付けた方々であり、それ故に多くの人に選ばれた方々であるはずである。

(大学に籍を置いたことのある身として言えることは、決して大学の先生等ではないということ)。

 そうであるならば、焼身自殺企図者を出すほどのこれだけの公的な大騒ぎの中で、反社会的な集団とは接触したことを「知らなかった」「分からなかった」などの嘘をつくな。エリートの中のエリートである大臣の職に就いているあろうものが。次々に事実が明らかになることにいう言葉を持たない。今日も大嘘がばれた。

エリートであるならば、「自分のやったこと、云ったことに責任を持て」「知らなかった」などという恥ずかしい言葉を繰り返し述べるべきでない(「知らなかった」「分からなかった」で国を背を得るのか)。

 正々堂々と状況に向き合うべきだ。「言葉遊び」をするべきでない。人を引きつけ場合により方向づける「言葉」の重要さが分かっていない。それこそ「口から出任せ」でしかない。それがエリートのすることか。もしそうした人が居るならば、それは「大嘘つき」であり、高額の税金を口先一つで掠め盗る大詐欺師である。

 墨塗書類を見ることにあきた、連日続く言葉「知らなかった」「分からなかった」にもあきた。本当に日本はどうなるのだ。

 ここでこれからの日本を考えると「国際世界の中での知的財的貧困」に間違いなく大きく深く悩むことになると考える。

 日銀が所持する到底考えられない国債の額(本来考えられない)、年々ます国家赤字の額(高齢者の膨らみにするな)、市町村の赤字の膨らみと赤字団体化一歩手前の全国的な自治体運営、税制の不平等、止まらない円安(それこそ止めようとしたら世界中から大きなリアクションが生じかねない)、拡大する社会経済格差、それでなくとも生活に喘いでいる社会的弱者の上に容赦なく振り罹る税金増額、消費者物価の高騰、あがらぬ賃金、しかしその反面無駄遣いあるいは、その場その場の状況に合わせたとしか思えぬ国家予算や起業資金の使用(贈収賄になりかねない等等)、世界的潮流であるジェンダーフリーの正確な意味を理解できぬ一部の人々(知的荒廃)、新聞も本も読まずタダ眼前を流れ消えてゆくネット情報を眺め「何かを知った気分になる(させられる)」だけの群像(これでは世界の歴史から取り残される)、そして民主主義的独裁体制を匂わせる状況とそれを支える一部マスコミ・評論家、政治家あるいは官僚を中心とする日本人全体の倫理観の低迷、さらには反社会的集団と定義され日本の政治を根底から歪めている旧統一教会(2009年以降は霊感商法はやっていないと云うが、それでは犯罪的商法を2009年までやっていたと云うことだ)の暗黙の認知などなど。一歩間違えば大変な状況を生み出しかねない。

 これらのことは直接間接に社会を分断し、家族、特に親子の絆を切断し、孤立化刹那主義、さらには事の善悪を考えぬ「結果オーライ」の享楽的性行(楽しければそれでよし)に走らせ、逆に言えば将来展望のないその場主義の短絡的人間群を作り出す。その結果どうなるか。日本はどうなるのか?考えたくもない。

(ただそうでない若者が多くいることを信じたい。実際、病を得て初めて知ったそういう人の存在を忘れることはできない)。

これらのことは素人の私でも理解の範囲内に入る。

どうしてこうなったのか。全てはいつの時点から始まり強まったのか。誰が主導したのか。答えは見えている。

日本人の知性と品性の行き着くところが不安の雲に被われている。来年は地方総選挙だ。悪臭に満ちた暗天を少しでも改善するのはこの時だ。ここから始めねばどうしようもない。わすれるな。ごまかされるな。

人生は残り少ない。そうした中、私清永賢二は考え考え抜いたあげくに、こうした言葉を書いた。これまで書けなかった言葉だ。言葉が足りない。時間が足りない。お許し下さい。

これらは誰でもない、清永賢二の言葉だ。責任は全て私にある。

この文章をお読み頂いた方々、後を継いでくれる大切な日本の子どもたちに自分で考え、責任をキチンと取れる「大人になって欲しい」「嘘をつくなよ」「日本文化を支えてきた<人に嘘をつく恥ずかしさ>を今一度学ぼう」「生きた勉強をしよう」という言葉を残すことをお許し下さい。重い課題を残してしまった。ゴメンなさい。でも君たちだったら必ず解決してくれる。私は君たちをそして日本の明日を信じる。

(文責 清永賢二     2022/09/21)