川崎登戸事件が2年経過しました。あの日のことを忘れた時はありません。

お亡くなりになった子どもさんたちや保護者の方は、どんなに無念な思いであったか。子どもを持つ一人の親として心の深い痛み、さらには夜寝れぬ長い時間を過ごすほどの悔しさ(自分が何も何も出来なかった無念さ)に今も襲われます。現在のわたくしの活動を支えてくれているのは、この時の想いであると言って間違いありません。

この想いは多くの方々と共有できるものと想います。こうした悲しみを繰り返さないため、共に手を結び合って子どもたちを見守ってゆきたいと思います。

残念なことをお伝えいたします。

この事件に関連して私への非常に悪質なネット上の個人中傷文が流れています。文の詳細は、最下段のネットを見てください。

 私は、この偽情報にあるように無思料で不愉快な「訳知り顔の笑い」など決して浮かべませんでした。誓って申し上げます。

この点に関して放映したテレビ局編集スタフ及び内容監査者と共に見て「何ら問題は無い」という結論を得ております。

その上さらに不愉快なことに、このネット上の文章中の私の名前「清永奈穂」が「清永菜穂」になっていることです。この中傷者は、私の正確な名前さえ知らずに、ただ中傷のためだけに記事を書いたとしか思えません。「奈穂」という名前は、私の父の大学院時代の恩師がつけてくれた名前です。あまりない変な名前ですが大切な名前です。そのような名前を間違えるなど許せません。中傷するなら間違えないでください。

さらに不愉快なことは、この中傷者等は、事件当日の私の「笑った」というテレビ写真を載せるのでなく、まったく関係の無い所からの写真(見ようによっては非常に嫌な薄笑い顔)を「コピーして」貼っていると言うことです。非常に悪質な印象操作です。事実を恣意的に歪めてはなりません。犯罪です。すぐ分かるそのようなことして、恥ずかしいと思いませんか。客観的事実(事実証拠)で争いましょう。

中傷情報を読んでそこへブログを寄せた人も「テレビに写ったという映像」を見ていないのではないでしょうか。

おそらくこうしたことで泣き寝入りしている方がたくさんいるのではないでしょうか。一緒に戦いましょう。特に女性やご高齢者・お若い方。

私は、当初、外出することも出来ないほど苦しみました。卽、裁判も考えました。しかし当時はまだ法整備もされておらず泥仕合になることを恐れ、またそれ以上に無くなった子どもさんたちの無念な死とご遺族の悲しみがいたずらに歪められてはという思いがあり、ともかく2年は沈黙することにいたしました。この間、故木村花さんが私と似たような流れて、豊かな人世があったのに自らの手で折られた事件を契機に法整備がすすみました。花さんのお母様の悔しさ悲しさ怒りは本当に良く判ります。他にも多くの方が訴訟を起こしています。そして同様な事件がたくさん続いております。

事件から2年経過しました。改めて弁護士さんと相談しております。最近の法に照らせば犯罪であり事件です。中傷者の名前等は、今では手続きさえ践めば簡単に入手出来ます。

言論の自由、大切さは非常に良く分かります。こう言うときだからこそ「事実を踏まえた」言論・表現の自由は守られねばなりません。そのために戦っている多くの方々のご度力を尊敬いたします。

 しかしその一方でそれを歪めおとしめる行為者を深く軽蔑します。偽情報を書いた者たちおよびその背後の者たちを軽蔑し代償を求めます。してはならないことをしたのです。

狡猾なことに最初に中傷情報を流した者は、その後まずいと思ったのか、私の名前を訂正して載せています。写真もクルクルと変えています。しかし1度載せたものは永遠といてよいほど、どこかに残ります。わたくしも原文をコピーして持っております。友人達の証言もあります。逃げ隠れは出来ません。

主として掲載しているのは、主に以下の2つのネットです。読んでください。名前は違いますが、文章を書く者として見て、文体等から見てどうも同じ人物かという感じです。ひょっとして中傷請負業をしているかと疑ってしまいます。やがて裁判の過程で警察が調べれば分かることです。もっと言論の自由、表現の自由を大切にしたいものです。

yancane-shukatsu.com
amedamaboss.com > ホーム > トレンド

このような誹謗を受けた母を持つ子どもたちのためにも裁判をいたします。金銭ではありません。名誉です。心強いことに周りの友人達も応援してくれています。ありがとうございます。みなさんの御指導ご援助を心からお願い申し上げます。

(文責 清永奈穂      2021・05・28)

<以下資料・ぜひ読んでください>

元AKB48メンバーで、実業家でもあるタレントの川崎希さんが10月8日、公式ブログで、ネット上での嫌がらせに対して、発信者情報開示請求をおこなったことを公表した。

弁護士に依頼してから、5カ月ほどかけて、投稿していた人たちを特定することができたようだ。川崎さんは今後、その人たちに対して、民事・刑事の両面で、法的措置をとっていくことを明らかにしている。

今回、話題になった発信者情報開示請求とは、どのような手続きなのか。今後、どのような展開が考えられるのか。ITの法律問題にくわしい清水陽平弁護士に聞いた。

発信者情報開示請求とは、プロバイダ責任制限法によって定められている手続きです。プロバイダなどに対して、発信者(≒投稿者)の情報を開示するよう請求することができるというものです。

一般的な手続きのフローとしては、次のような2段階の請求が必要になります。

(1)書込まれた掲示板に対するIPアドレスなどの開示請求
(2)IPアドレスから判明するプロバイダ(OCN、ドコモなど)に対する契約者の氏名住所などの開示請求

掲示板やSNSなど、サイトに書込みをする際に、基本的には、氏名や住所などの個人情報は入力しないので、サイト運営側も、誰が書いているのかを知ることができません。

そこで、サイトに接続した際のIPアドレスなどの情報を、まず開示してもらうのです。

そして、IPアドレスは、各プロバイダが付与しているものなので、IPアドレスを調べれば、その投稿をした人が、どのプロバイダを使用したのかわかります。

そこで、次に、プロバイダに対して、そのIPアドレスをある時間(=接続した時間)に使用した契約者が誰かという開示請求をすることになります。

(朝日新聞 記事を元に編集)