先日、コロナウイルス禍後に「家族崩壊」の芽があることを載せました。家族という大皿に無数の「ひびcrack」が入り、無事コロナウイルス禍を乗りきった後に、大皿が鉢割れるのではないか、割れるまでもなく「大きな傷」が残るのではないか、と言う予想でした。そしてこれもコロナウイルス禍がもたらした社会病理的現象「コロナクラック」だと。
そういう目でネット・ニュースを見ていたところ、こうしたコロナクラック現象をルポした「居場所なくベランダに机 テレワーク、長時間一緒で家族に不協和音」とう見出しの中国新聞の見事な記事を読みました(5/29(金) 7:30配信)。
 面白い。
皆さん、コロナウイルス禍の下で日常生活を本当に「我慢」し頑張っておられます。それを各種メデイアがルポしています。
その中で中国新聞のこのルポは、我慢する日常生活の「苦しさ」を怒りあり笑いあり涙あり小言の投げ合いありぐうたらあり、要するに「しっちゃかめっちゃか」な日常生活(こういう状況ではそれが「生活」)を、高みからでなく、市民目線で描き出しています。短い文章だけどうまい!
 そこに私たちがいうコロナウイルス禍がもたらした「コロナクラック」を見いだすことができます。
この夫婦、コロナウイルス禍が過ぎたらどうなるだろう。想像をかき立てます。是非続編を期待。
みなさんご一読を。
(文責  清永奈穂     2020・05・29)