今、急速に高度な情報通信技術(ICT)の世界が拡がっています。超簡単な操作で思いも寄らぬコミュニケーションが時間や空間、社会そして人間を越えて可能となってきました。このコミュニケーション・ワールド(情報操作環境)は、年齢や性に関係なく、子どもの世界にも押し拡がっています。それにより子どもの交流や学習が急激に拡張しています。しかし良いことだけではありません。みなさんご存じのように多くの事件に、というか今や殆どの子ども関連事件の背後に加害・被害という視点から、SNSやネットの存在や影響を見ます。ICTには想像も付かないような長所があります。と同時に大きく深い短所も共存しているのです。

 私たちはICTの長所だけに注目して子どもたちを導いてきました。しかし同時に短所に注目しての子どもICT教育を進める必要があります。それも低年齢な幼児期から始める必要があります。もうその年齢までICTのコミュニケーション・ワールド(情報操作環境)は押し寄せているのです。

 しかし低年齢な子どもにどうやてICTの問題や危うさ、その程度を教えてよいか、子どもに判りやすく教えるにはなかなか難しいものがあります。

 私たちは様々な方々から助成を頂き研究と実践を積み重ねてきました。本年度ようやく低年齢な子ども向け「ICTに潜む危険性を学ぶための紙芝居」を作成することが出来ました。まだ試作品です。今年度末から来年度に掛け、この紙芝居を実際に子どもに読み聞かせ、それを評価し、結果を元に作品を修正し、最終的に完全版を作来年度来年度中には皆様に届ける予定を立てています。

 こうしたプロジェクトに興味関心をお持ちの方、ご参加下さい。

(文責 清永奈穂 林成子 安蒜まどか 木下史江   2023/02/24)

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