私たちはこれまで「ハサミとカミはお友だち」という標語で示される7つの行動を取り上げ、子どもたちに教えてきました。
しかし川崎の登戸事件を検討する過程で、この「ハサミとカミはお友だち」だけでは登戸事件に対応できる子どもを育てることができない、という結論に達しました。

そこで所員一同で様々な角度から「ハサミとカミはお友だち」を再検討した結果(事実に学ぶ)、2つの行動を加え「ハサミとカミお友だちと伝えよう」の9つの行動を示す新標語を作成し、その加えられた行動をいかに具体的実践的に教えるかについて現在工夫を重ねております。

どうしてこの2つの行動を思いつかなかったのか、恥じ入っております。

登戸事件のような状況では何もできない(思考停止)、ではなく何かができる、そしてその何かを教えることができる、という確かな手ごたえを掴んだと思います。
(文責   清永奈穂 八手紘子        2019/08/09)