大変注目される結果の1つとして「危ないことにあったとき、自分でしっかり守れるし、大丈夫だという自信はありますか」という質問と「勇気を出してキッパリ『嫌だ』と言えますか」の質問をクロスしてみると、はっきりと「勇気を出して言える」と答えた生徒は88.4パーセント、残りの11.6パーセントの生徒は「言えない」という回答をあげることができます。
ここから高校生檀家にある少年の安全感として、一見自信はあるように見えて、いざ「その時」になると、10人に1人は「有効な対応を取りえない(即ち被害者化する可能性が高い)」という状況のあることが分かりました。
今後精緻な分析を進めねば成りませんが、私たちはこれまで幼・小・中の子どもたちを中心に「犯罪に遭遇した『その時』」に備えた安全教育(学習ノートの作成、体験指導)を行って来ましたが、それだけでなく高校生年齢段階の少年たちにも「その時に」備えた安全教育の必要のあることが分かりました。
(清永奈穂 2022/10/27)
イノ少年でも、