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STEP研代表 清永奈穂の独り言

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学術出版書として博士号取得論文の出版が決まりました

博士論文を基にした「犯罪からの子どもの安全教育プログラム開発の基礎的研究(仮題)」の出版が決まりました。日本女子大学の先生方を中心に多くの方々に深く感謝申さねばなりません。出版者の方々にも「学術書として出版可能か」「採算性はあるのか」など悩ましい問題の検討に加え、「この書は早く出版する必要がある」などの結果を出していただき、大変手厚い応援に感謝以外ありません。

皆様ありがとうございます。

この出版により「子どもの安全教育」がさらに前に進むことができれば非常に幸いです。

細部は詰め切っておりませんが、年度末に皆様のお手許に届けることができるよう作業を進めております。内容量(ペイジ数)が多く、また内容に統計数字や図表が多用されているため、内容確認/編集/印刷に時間を要しております。

私としては研究生活にこれで一つの区切りをつけることができ、新たな目標に向かってまいります。幸いなことに引きつづいての出版や研究企画もまいっております。子どもの安全研究者として、また子ども指導の実践者としてさらに前に進んで行く所存です。

(文責   清永奈穂                  2022/05/05)

 

本年度文科省科研費研究申請:「子どもの安全教育」に新しい角度を取り入れるための研究を申請しました

コロナ禍にかかわらず欧米諸国では、子どもの安全教育は急激な変化を遂げつ(特に2020年以降)という情報が入ってきております。

私どもの安全教育は義務化が始まってまだ日の浅い段階ですが、こうした欧米の動きを視野に収めつつ進んで行かねば成りません。

欧米はどう動いて行こうとしているのか。今年度の科研費研究申請は、欧米の安全教育実践者・行政担当者・研究者等と協働し、この点に焦点を当て研究を進めて行くという方針で応募しました。

(文責 清永奈穂              2022/04/28)

 

博士論文「目次」

以下のタイトルと内容で論文を記述致しました。総枚数は「はじめ~終わりに」まで資料等を除き400字詰め原稿用紙で889枚に成りました。

論文タイトル:

「犯罪から子どもを守る安全教育指導プログラムの開発とその効果に関する基礎的研究―小学校における体験型安全教育の構築を目指してー」。

 目次

はじめに………………………………………………… p.1

第1章 本研究の枠組み

第2章 戦後における犯罪からの子どもの安全に関する取り組みの時間的変遷

第3章 英国に学ぶ犯罪からの安全教育の基本目標「大人を作る」

第4章 犯罪からの安全教育モデルプログラム枠組みの組み立て

第5章 犯罪からの安全教育プログラム中枢「犯罪者行動」の検討

第6章 子ども指導を目指した犯罪からの安全教育プログラムの開発

第7章 犯罪からの安全教育の実践とその効果を計る

第8章 犯罪からの体験型安全教育の実装化を探る

第9章 犯罪からの安全教育プログラム研究の成果および今後の展望

終わりに……………………………………………….. p.221

初出一覧……………………………………………….. p.222

添付資料

 

日本女子大学から「日本女子大学学術研究員」の内示がありました

先日教育学博士号授与と同時に成瀬仁蔵先生記念章を頂きましたが、さらに「日本女子大学学術研究員」として公的研究活動を進めることを許す、との内示を頂きました。大変身に余る役割であります。

 日本女子大学及び御指導頂いた田部俊充教育学科教授には、本当に心から感謝申しあげます。

 この学術研究員になったことの大きなメリットは、文部科学省の「科学研究費(科研費研究)」に応募できるようになったことです。これからの研究を文科省予算の裏付けを持って進めることができます(もし応募に通ればですが)。

 また嬉しいことに民間から出されます大学研究員向け研究・出版助成にも応募できます。

 さらには日本国内のみならず外国で用意されている研究費・出版助成にも応募できます。既にこれまでに出版されました拙書に関し、複数の外国出版社から翻訳出版のオフアーがまいっております。できればこうした作業は、日本国内の助成を得て我が国から出版したいと希望しております。

 やりたいテーマが沢山あります。多くの大学研究者の方々と共同研究も行いたいと夢を広げております。

 みなさま御指導御鞭撻の程よろしく御願い申しあげます。

(文責 清永奈穂        2022/03/25)

 

昨日(2023年3月20日) 日本女子大学から教育学博士号を授与されました

論文タイトル名は「犯罪から子どもを守る安全教育指導プログラムの開発とその効果に関する基礎的研究小学校における体験型安全教育の構築を目指してー」です。

 お忙しい中御指導いただきました田部俊充教授(主査)、田中雅文教授(副査)、山下絢准教授(副査)の厳しい叱咤激励のお陰で御座います。先生方には心より深く感謝申しあげます。

論文執筆に際しては、基本データ収集のため多くの方々、特に「教室での実験・追跡調査」で千葉県の先生方や子どもさんたちに長期にわたり大変ご迷惑をおかけ致しました。本当に深く深く感謝申しあげます。

 データ収集は国内のみならず英国・教育省にまで及びましたが、その際の渡英旅費等を与えてくださった日本女子大学理事会の皆様、本当にありがとうございます。今後この渡英で得た英国安全教育の状況把握をさらに深めるため、再度の渡英を考えております。

 また学位授与と同時に日本女子大学創設者の成瀬仁蔵先生を記念して設けられた成瀬仁蔵先生記念賞を頂きました。身に余る栄誉で御座います。今後さらに深く学べ、の教えの現れと思います。

 子どもの安全教育研究を通し混迷の度を深める日本ひいては世界のあり方を考え続けてゆく所存です。

 みなさま本当にありがとうございました。今後さらに御教示を賜れば幸いです。

(文責  清永奈穂        2022/03/21)

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