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本事件の原因として加害少年の加害行動を読み解くには5つの鍵が必要なことを前項で述べました。第1の鍵は「蓄積されたコロナ禍のストレス」です。

 このストレスは、さらに大きく3つの下位のストレスに分割されます。

➀中学3年生の2学期というストレス

 このストレスがどの程度の強度が現実にどの程度のものであったか、現在までに入手出来た情報からは推察できません。しかし誰にでも「中学から高校へ」と向かう向かう受験期で過大な「イライラ」を感じ、周囲に「チョット」したことで過剰に反応した経験があったものと思います。子どもが成長する過程で遭遇する初めてと云って良い「危機の時代」です。それもこの少年が凶行(刺殺)を働いたのは「中学3年の2学期」です。動物としての性の衝動が加わって、この字出しに生じるストレスには、かなりのもののある事が想像できます。この時期のお子さんをお持ちの保護者の方であれば良くご理解頂けると思います。

 果たして高校に行けるのか、それもどのレベルの高校へ進学できるのか。「高校に行く」というのは、今や「人並みである」ことの最低の条件です。加害少年の心の中には「どうしようもない不安・苛立ち」と、「進学に失敗したら人生の脱落者になる」という負荷が「ズドーン」と掛かっていたものと思います。現実に3年の2学期という時期は、それが目に見え始めた(というのか見え決定しようとする)寸前の時期です。

こうした状況は、彼が事前に語ろうと語るまいと、彼の体内に「何かの契機で、いつ爆発する」か判らない触発性の高い強力な爆薬を産み出していたと思われます。

こうした爆薬を事件前にさらに膨らませる「周囲からの暗黙の期待(プレッシャー)」があったかもしれません。

②狭い地域の小さな学校というストレス

  (この稿続く)

(文責 清永奈穂                 2021/12/09)